8月14日(大会4日目)結果

大会4日目です。佐々木選手、栗原/数野ペアが敗戦となりました。色々な想いが込められたリオ五輪。感じたこと少し書かせて頂きます。

WS
奥原vsFANETRI(INA)
21-12,21-12 W
山口vsJing Yi Tee(MAS)
21-18,21-5 W

奥原は内容良く展開できていました。表情をみてもプレッシャーを感じる事なく楽しんでいるようにも見受けられました。最後はカメラに手を振る余裕さえあり、SSFのような他を寄せ付けない試合内容、リズムに乗れてきたと感じています。山口は単調なミスが目立ちます。まだ本来の実力が出せていない模様。相手の試合中のアクシデントもあり終盤引き離して勝利。いよい決勝T、負けたら終わりの戦いが始まります。

MD
佐々木 翔vsRajiv OUSEPH(GBR)
15-21,9-21 L

ストレートで敗戦。今年の全英オープンで勝利していましたが残念な結果になりました。内容はともかく彼がコートに立つまでの道のりは紆余曲折ありながら心の整理もしつつの状況での五輪となった事は事実。短い時間で良くここまで調整したなと思います。試合後ミックスゾーンで僕に話した言葉は「すいませんでした」の一言。涙が溢れました。僕がXDをスタートした2010年頃から海外遠征に行くときはいつも一緒の部屋でした。探究心があり、自分のパフォーマンスを上げれるのであれば他分野から知識を得ていくような彼独特の感性がありました。最後の印象的な言葉は「これ以上準備をしても結果は変わらなかった」という言葉。34歳という年齢な壁とも向き合い挑戦した五輪、最後の彼の勇姿を解説という立場で携われてとても光栄だと感じました。本当にお疲れ様、ありがとう!

XD
数野/栗原vsZHANG Nan/ZHAO Yunlei
14-21,12-21 L

結果はストレートで敗戦。やはり優勝候補の中国ペアの壁はあつかったと思います。とはいえ攻撃面と積極的なプレーは中国ペアに通用したと感じています。短期間でここまで完成度を高めてこれた事、攻撃面にさらに磨きがかかった事。本当に素晴らしいと思います。XDは他国に比べて練習環境が整備されていません。限られた時間、試合で高めていく必要がありとても強化しにくいのが現状。その状況下において素晴らしいパフォーマンスをこのリオの地でしてくれた事は必ず2020年東京五輪へと繋がる。今大会の2人貢献度はかなり大きいと思います。最後はお互い涙を流しながら苦しいレースを振り返っていたのが印象的でした。五輪は人を成長させ、また次の目標に向かうための課題も与えられる。本当にお疲れ様でした、2人の想いが伝わる試合を近くでみれて光栄でした、お疲れ様!

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