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WDファイナルへ、WSベスト4が出揃う。

WDファイナル松友/高橋が決勝に進出しました。これで銀メダル以上は確定です。セミファイナルは世界ランキング1位としてプレッシャーがありつつも非常に安定した戦い方だった思います。いよいよあと1つでオリンピックのタイトルを手にすることができます。松友の前衛の俊敏性と決定力はここ数試合を観ていると非常に冷静に的確な判断ができている。高橋は攻撃に安定感があり献身的にパートナーを支えています。いよいよあと1です。対戦相手はデンマークペア。ポイントは相手の攻撃をどごまで抑える事ができるか、1gameから勝負を焦らず時間をかけて1本、1本ポイントを積み重ねる事が出来れば十分可能性はあると思います。あと1つで歴史がかわります!WS奥原vs山口の日本人対決を制したのは奥原。前半、山口のネット前と攻撃力に対応できず初めて山口に1gameを奪われました。しかし、最後はコートを大きく使い自分のペースに持ち込みファイナルで山口をさけました。本来であれば同国対戦は必ずトーナメントでは対戦しないのですが、前回のロンドン五輪の無気力試合をうけて、レギュレーションを変更。ある意味新たなシステムでの洗礼を受けることになりました。試合後は山口が涙ながらに地元の応援に応えられず申し訳ないと、 悔しさをにじませ、でも自分の試合ができたと評価する部分もありました。山口は淡々とプレーし、表情一つ変えないのがある意味スタイルではあるが、今回は多くの方の声援や震災のこともあり人一倍想いが強かったと思います。この経験が2020年東京五輪に必ず生きると思います。まだ伸びしろは無限大、2020年東京五輪の舞台が待っているのを考えると楽しみで仕方ありません。一方、奥原は明日がセミファイナル。いよいよ勝負です。対戦相手はインドの選手。相手の攻撃を抑える事が出来れば十分可能性はあります。いつも通り自分のルーティンを崩さず戦ってほしいです。

8月15日(大会5日目)結果。早川/遠藤は何を残したのか。

昨日はIBCで解説をしていました。会場にいけず残念でしたが最後まで戦う姿に感銘をうけました。さて、試合の結果と私見です。高橋/松友 (JPN)WR1 vs Vivian Kah Mun Hoo/Khe Wei WOON(MAS)WR1521-16,18-21,21-9 Wファイナルで勝利。2gameは奪われたもののファイナルゲームは前半からリードし落とせないセットをしっかり勝利。高橋のカバー力と的確な攻撃の質が後半良かったと思います。これでベスト4進出。ビックトーナメントで成績が出せなかった傾向がありますが今回はメンタルのバランスも良く金メダルもやはり期待大になってきた。いよいよ次が勝負、メダル確定へあと1つになりました。奥原希望(JPN)WR1 vs BAE Yeon Ju(KOR)WR1321-6,21-7 W完璧すぎて何も書くことがない。ストロークの質、コントロールにおいて圧倒でした。2015SSF、2016全英オープン優勝した雰囲気を今回とても感じます。表情も良く、彼女のいつものルーティーンで試合を展開できている。とても期待できると思います。山口茜(JPN)WR10 vs INTNON (THA) WR421-19,21-16 Wストーレトで撃破。予選リーグの試合運びとは一転、表情も動きもまるで別人となっていました。一方でINTANONは終盤で逆転されプレッシャーを感じてしまったと思います。いつも通り、自分の優位な形で展開ができず山口のスピードとアグレッシュブな展開に最後は対応できませんでした。山口はこれでベスト8進出、次は奥原と日本人対決となりました。早川/遠藤(JPN)WR8 vs ELLIS/LANGRIDGE(ENG)WR22219-21,17-21 L腰の影響がなければ勝利していた試合内容。腰に注射を打って痛みを散らし挑んだ試合。1gameは終盤リードするも逆転負け、2gameも攻撃から糸口を掴むも後半、早川の腰の影響が響き最後は振り切られました。これで彼らの五輪が終わりました。予選リーグはベストに近いパフォーマンスで1位通過を果たし、メダルの可能性も計算できた。急性腰痛がなければ、、、、と考えると悔やんでも悔やみきれないと思います。少し先輩としと書くなら彼らは決してスタートから世界に通用するMDではなかったということ。ペアをスタートして最初の全日本選手権はベスト4。海外転戦するも格下に負けることも多々あった。成長させたのは間違いなく遠藤の『勝負にこだわる貪欲さ』だと思っています。早川は非常に有能な選手であったが、勝負へのこだわり、貪欲さという面では少し欠けていた部分があった。ある意味、遠藤が早川を本気にさせたと思っています。今回不運な形でベスト4は逃した2人でしたが間違いなく日本のMDの実力を世界に証明できたと思います。2004年に韓国からパクヘッドコーチを招聘し強化したがMDが一番世界に通用していなかった。少しずつ世界との差を縮めていった。今までのMDでは何か1ピース(デイフェンス、オフェンス、サーブ周りなど)足りないのは現状であった。彼らの完成度は全てにおいて世界トップレベル。最後は早川の涙が印象的でした。パートナーにも、今までサポートしてくれた人に申し訳ないと涙を流しながらインタビューに答えていました。遠藤は今回の五輪を振りかえって『今まで勝ったことのない相手に勝って、負けたことのない相手に負けた』と振り返った。何事も競争があるところには成長がある。次世代へ繋ぐバトンだと思えば2020年東京五輪の舞台がある。そしてまた、彼らもここで得た経験が今後の糧となり財産となると思う。五輪は人を成長させ、また新たな課題を突きつけられるものでもある。また成長した姿でコートに戻ってきてほしいと思います。

8月15日(大会5日目)決勝Tスタート!

今日のリオも晴天です、とても過ごしやすい日となりそうです。さて、いよいよ決勝Tです。今日は会場ではなくIBCで解説をします。各局がバドミントン競技にリクエスを出しているので同じ時間帯で違う種目の試合がある場合は会場ではなくIBCで解説をする事になります。伝える側になり始めて知ることばかりです!高橋/松友 (JPN)WR1 vs Vivian Kah Mun Hoo/Khe Wei WOON(MAS)WR15いよいよ決勝Tがスタート、組み合わせは2位通過がくじとなりこのような組み合わせとなりました。対戦相手は世界ランキング15位のマレーシアの選手。強打があり、左と右のペア、連続攻撃をさせてしまうと相手のリズムになるので2、3球で交わすようなディフェンスの対応が求められます。負けたら終わりの決勝T、ここから勝負です。 早川/遠藤(JPN)WR8 vs ELLIS/LANGRIDGE(ENG)WR22決勝Tの組み合わせはは最高の組み合わせとなりました。早川の腰の状況次第だと思います。相手はリズムよく低い展開で攻めてきます。いつもの早川であれば前衛で主導権をとれるので優位に試合を展開てまきます。しかし、腰の影響があるとでサイド、前後の動きは厳しいと思います。形としてはXDのような早川ん前衛に置いての展開が必要。この形でどこまで通用するか、もちろん動ければ問題なく勝てる相手であると思います。とにかく万全な体調である事を祈るばかりです。奥原希望(JPN)WR1 vs BAE Yeon Ju(KOR)WR13過去の対戦成績は2勝1敗で勝ち越し、とはいえ2015年のインドネシアOpenで1敗をしているのでここが一つの勝負になります。粘り強く展開をしてくるで粘り負けしない事。そして自滅をしないこと、攻撃のバリエーションなどは奥原の方があります。展開をコントロールできればワンサイドもあるので前半の入りで勝負を決めたいとこです。山口茜(JPN)WR10 vs INTNON (THA) WR4さて、ここが勝負となります。対戦相手はタイの選手です。世界ランキングも上位の選手。緩急を使いながら相手のバランスを崩し展開をするなが特徴的です。技術とストロークのうまさのINTANONとスピードを生かしたアグレッシブな動きから攻撃に繋げる山口という展開になると思います。ここが勝負です、INTANONの技術を凌駕するような動きとカバー力で勝機を見出して欲しいです!

8月14日(大会4日目)結果

大会4日目です。佐々木選手、栗原/数野ペアが敗戦となりました。色々な想いが込められたリオ五輪。感じたこと少し書かせて頂きます。WS奥原vsFANETRI(INA)21-12,21-12 W山口vsJing Yi Tee(MAS)21-18,21-5 W奥原は内容良く展開できていました。表情をみてもプレッシャーを感じる事なく楽しんでいるようにも見受けられました。最後はカメラに手を振る余裕さえあり、SSFのような他を寄せ付けない試合内容、リズムに乗れてきたと感じています。山口は単調なミスが目立ちます。まだ本来の実力が出せていない模様。相手の試合中のアクシデントもあり終盤引き離して勝利。いよい決勝T、負けたら終わりの戦いが始まります。MD佐々木 翔vsRajiv OUSEPH(GBR)15-21,9-21 Lストレートで敗戦。今年の全英オープンで勝利していましたが残念な結果になりました。内容はともかく彼がコートに立つまでの道のりは紆余曲折ありながら心の整理もしつつの状況での五輪となった事は事実。短い時間で良くここまで調整したなと思います。試合後ミックスゾーンで僕に話した言葉は「すいませんでした」の一言。涙が溢れました。僕がXDをスタートした2010年頃から海外遠征に行くときはいつも一緒の部屋でした。探究心があり、自分のパフォーマンスを上げれるのであれば他分野から知識を得ていくような彼独特の感性がありました。最後の印象的な言葉は「これ以上準備をしても結果は変わらなかった」という言葉。34歳という年齢な壁とも向き合い挑戦した五輪、最後の彼の勇姿を解説という立場で携われてとても光栄だと感じました。本当にお疲れ様、ありがとう!XD数野/栗原vsZHANG Nan/ZHAO Yunlei14-21,12-21 L結果はストレートで敗戦。やはり優勝候補の中国ペアの壁はあつかったと思います。とはいえ攻撃面と積極的なプレーは中国ペアに通用したと感じています。短期間でここまで完成度を高めてこれた事、攻撃面にさらに磨きがかかった事。本当に素晴らしいと思います。XDは他国に比べて練習環境が整備されていません。限られた時間、試合で高めていく必要がありとても強化しにくいのが現状。その状況下において素晴らしいパフォーマンスをこのリオの地でしてくれた事は必ず2020年東京五輪へと繋がる。今大会の2人貢献度はかなり大きいと思います。最後はお互い涙を流しながら苦しいレースを振り返っていたのが印象的でした。五輪は人を成長させ、また次の目標に向かうための課題も与えられる。本当にお疲れ様でした、2人の想いが伝わる試合を近くでみれて光栄でした、お疲れ様!

8月14日(大会4日目)展望

いよいよXDは決勝Tがスタートです。栗原、数野選手の活躍に注目です。またMS,WSは予選リーグ突破をかけた重要な試合です。次へつながる試合をしてもらいたいです。僕は会場で解説をしたり、国際映像の関係でIBCで映像を見ながら解説をしています。日頃大きな声を出す事が少ないせいか既に声が枯れていてのど飴が欠かせなくなってきています。前半でこれだと後半が思いられますね。さて、展望です!WS奥原vsFANETRI(INA)山口vsJing Yi Tee(MAS)奥原は2015年世界選手権で3位入賞している実力者。1戦目同様にミスなくラリーを展開できれば問題なく対応できると思います。一方山口は1試合目の動きが少し気になるところ、特に動き出しの初動の動き、彼女のフットワークはとても俊敏さが特徴的なのでスタートが遅れると相手に主導権を握られる形となると思います。決勝Tに向けて内容も求められます。MD佐々木 翔vsRajiv OUSEPH(GBR)今年の全英オープンで勝利しています。身長が191cmと長身で角度のあるショットが特徴的。スピードこそはそこまでないですが、長いリーチを生かしラリーを展開してくるのでどうしても運動量が求められる。粘り強く戦うことも視野に入れながら佐々木の得意の攻撃面とネット前で主導権を握りたいところだと思います。XD数野/栗原vsZHANG Nan/ZHAO Yunleiさて、いよいよ決勝Tがスタートです。対戦相手は昨日の深夜0時頃に決まりました。今回2位通過はクジで決定することにレギュレーションで決まっています。対戦は2012年ロンドン五輪の金メダリストになりました。今までは数野/栗原の攻撃面からの展開からポイントを積み重ねてきたが今回はそう簡単に攻撃に転じる事が難しいと思います。そこは栗原の前衛でのカバーとコントロール、積極的なアプローチが重要となります。簡単なミスを減らし、攻撃でプレッシャーをかける事が出来れば勝機はあると思います。とにかく自分達のパフォーマンスを出す事に心掛けて欲しいです!

8月13日(大会3日目)結果

会場は日に日に観客も増えてきています。目立つのは日本の応援団、各企業の応援団が団結して日本チームを応援しているのが印象的。応援のサポートの力でも他国に負けていません。WD高橋/松友vsEefieMUSKENS/Selena/PIEK(NLD)21-9 21-11 W安定した内容だと思います。1、2戦目に比べて松友の前衛で決めきるポイントが増えてきました。メダルを獲得するには松友の前衛の組み立てとディフェンスから攻撃に転じる連動性が必要になります。徐々に動きもよくなりいつものリズムがつくれてきています。決勝Tはいっきにレベルが高くなります。初戦の入り方を間違えるとプレッシャーをかけられるので前半からリズムよく展開して欲しいです。XD数野/栗原vsKO sung Hyun/KIM HaNa(KOR)23-25 17-21 L敗戦しましたが内容は良かったです。やはり攻撃面は世界に通用すというのが証明できた試合でした。課題はディフェンスと中盤の主導権あらそい。いよいよ決勝T、頑張ってもらいたいです。MS佐々木vsPetr KOUKAL(CZE)21-10,16-21,21-12 Wファイルで勝利。2game目に低い展開から主導権を握られて奪われましたが3game目はコートを広く使い展開できたのが良かった。長身の選手が多いグループリーグなのでロブの高さコントロールに注意してラリー展開が必要になってきます。明日はいよいよ決勝T進出をかけた戦い。一緒に戦ってきた仲間として頑張ってもらいたです。MD早川/遠藤ManuATTRI/REDDY B.Sumeeth(IND)21-23,11-21 L早川の腰の怪我により敗戦。Twitterでは無気力試合だとか書き込みがありましたがバドミントンを知っている人から見ると明らかに動きがおかしかった。腰をひねる動作ができないので体から離れた所にシャトルがくると対応できない様子。MDは1日空くので治療に専念してもらいたい、また回復してベストなパフォーマンスでもう一度この舞台で活躍して欲しい。神様がいるのであればもう一度チャンスを与えて欲しいです。この4年に一度の舞台でもう一度ベストパフォーマンスで試合をさせてもらいたいです。

8月13日(大会3日目)展望

予選リーグの朝は早い。8時スタートなのでそれに合わせて会場入りをしています。事前に打ち合わせもあるので入り時間は7時入り、6時起きという規則正しい生活をこの数日しています。朝日がとても眩しいです。さて、いよいよ大会3日です。MD,WD,XDは予選リーグ最終日となります、勝負の日ですね。WD高橋/松友vsEefieMUSKENS/Selena/PIEK(NLD)予選1位通過をかけた試合。本戦に向けてリズムよく展開し勝利をしたいところだ思います。対戦相手はXDで出場をしている選手なので低い展開には強いと思います。大きな展開から低い展開を上手く使うと相手に主導権を握らせなく勝利できると思う。本戦へ向かうには安定した試合展開と内容が求められます。XD数野/栗原vsKO sung Hyun/KIM HaNa(KOR)2015年スディルマンカップで勝利をしている相手。この試合が2人にとって大きなターニングポイントとなりました。今回もアグレッシブなプレーができれば勝機はあると思います。グループリーグ1位通過を目指して欲しいです。攻守の切り替えと、つなぎ球が入れば攻撃の展開が増えます。あと1つ、頑張ってもらいたいです。MS佐々木vsPetr KOUKAL(CZE)日本人として最後の登場。前回の2012ロンドン五輪ではベストに近いパフォーマンスで5位入賞した佐々木。今大会自身2度目オリンピック、そして集大成として臨む五輪だと思います。グループIに入りました。比較的突破しやすいリーグだと思います。相手は世界ランキング81位の選手。初戦ですがコートの感覚、雰囲気を確認しながら試合ができるとベスト。次のイギリスの選手が勝負なので勢いをつける意味でも今日試合は大切。また、桃田の代役として背負うものは背負い戦って欲しいです。とても楽しみです。MD早川/遠藤ManuATTRI/REDDY B.Sumeeth(IND)勢いのあるMD。攻撃面、ディフェンス面とてもバランスがとれています。相手はWR21位。普通にやれば問題ないですが今までの内容がいいだけに、内容も良くリーグ1位通過を決めたいところ。なので簡単なミスとサービス周りの3球目のミスは避けたいところ。状態良く1位通過を決めて欲しいです。1位通過まであと1つです。